「Fixin変形矯正セミナー」レポート

昨年、大阪で大好評だったFixin変形矯正の実習セミナーを今年は東京で11月22・23日に開催しました。

講師は昨年に引き続き、Fixinシステム開発者のDr.Massimo Petazzoni、藤井寺動物病院・動物人工関節センターの是枝哲彰先生、通訳は久保田朋子先生に務めていただきました。
今回のセミナーは、予想以上の反響で募集開始日に即日満員となってしまいましたので、急遽各所への調整を図り定員を増やして開催いたしました。

1日目は変形矯正の専門用語から臨床例の紹介までを丁寧に解説した講義でした。今回はシラバスが配られない普段と違う形式でした。
これは、Dr. Petazzoniの「講義中は解説を集中して聴き、ノートを取る事が記憶の定着に繋がる」という考えによるものです。
そのためシラバスはセミナー終了後にメールで配信するスタイルとなりました。参加された先生からは「シラバスがないから講義に集中できてとても良かった!」との声を頂戴しました。
Dr. Petazzoniは参加者の理解度を確認しながら講義を進め、質問には一つ一つ丁寧に回答していました。

1日目の講義終了後には講師陣と交流できる懇親会を開催しました。
ここでも普段の診察時の疑問など、参加者から多くの質問が出て有意義な時間となりました。

2日目の実習では、3種類の骨モデルを使用して大腿骨遠位内反変形矯正、大腿骨遠位外反変形矯正、大腿骨捻転矯正を3人1組で体験していただきました。
講師陣が各テーブルを回り、プレートを装着したモデルを丁寧にチェックしてアドバイスをしていました。
使用した骨モデルは1人1本お持ち帰りいただき、セミナー終了時にはDr. Petazzoniより修了証が授与されました。

ご参加いただいた先生方からは
「次もパテラのセミナーをやってほしい」
「またPetazzoni先生のセミナーを受講してみたい」
といったポジティブな意見をたくさんいただきました。
また、改善点のご提案もいくつかいただきましたので、今後更に満足度の高いセミナーを開催するための課題として取り組みたいと思います。

2020年もキリカン洋行では、小動物医療に貢献できるようなセミナーを計画しております。
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